ママンとウリと、時々アタシ。

前回のエントリで書いたウリのその後…を書くよ。

かたくなに今回は会わないと言い放つアタシに対し、
ウリは、
『ミサキの実家まで迎えに行くから会ってほしい』
と、言ってきた。

『ミサキは俺の両親に会ったけど、
　俺はミサキの親に会ってないし、いい機会だ』
…とも言った。

長い時間をかけて、しぶしぶ承諾したアタシに、
『手土産は何がいいかな？』
…などとも聞いてきた。

実母（ママン）は、恋愛話も友達感覚で語れるヒトだ。
今回のケンカの内容も、
突然ウリが挨拶にくることになったイキサツも、全部話した。

ママンはウリの訪問をとても喜び、
ウリの実家に宛てた手土産まで準備していた。

当日、ウリは予定時刻に実家までやってきた。
車を駐車する場所を案内しようと、
アタシは玄関の外に出た。
そしたらウリが、こう言った。

『ココで待ってるから、早く準備しておいで』

…………………？？？？？？

え？
いい機会だと言ったウチの親への挨拶は？
品物まで指定したウチの親への手土産は？

もうホント信じられないけど、
昨日話したことまでもが、一晩寝ると心変わりする性格のようで。
手土産はおろか、挨拶の準備すらも出来ていない…という。

あきれる。

無理矢理、車から降ろし、
リビングで待つママンに挨拶をさせた。
手ぶらのウリに対し、ママンは手土産を渡す。

あきれる。

後日談。
『まさかミサキん家にあがるなんて
　予想だにしてなかったから、
　こんなことならちゃんと手土産も用意したのに…』

このヒトは、
本当にうっかり忘れたのか、
脳の中に記憶媒体がないのか、
わざとなのか、
わからない………………。