見てはいけないもの。

先日、引越しの片付けをしていたら
ウリ専用の引き出しから、古い写真の束を見つけた。
ウリが趣味にしている海外旅行の写真。
何気に鑑賞していたら、
何枚か親密そうな関係の『オンナ』と写っている写真が混ざっていた。

過去は誰にでもある。
仕方のないことだと割りきるものの、
正直、やっぱり落ち込んでしまった。

以前、男友達と一度だけ行ったと聞かされていたユニバで、
どれもこれもボディタッチで写された女とのショット。
アタシと同じ場所で、
アタシと同じポーズで、
そして食事したレストランまで同じで、
アタシが欲しがった記念撮影のグッズは、

『こんなしょーもないモノを…』

と、バカにして買わなかったのに、
その女とのモノは、後生大事にとってある。

ウリがいつぞや話した『引きずった女』なのかと思うと、
ハラワタが煮えくりかえる…
というよりも、
もう、どーでもよくなってしまった。

そういえば以前、ウリの実家で
「元カノの写真が見たい」と言って見せてもらった時には
このオンナの写真はなかった。

アタシなら、
わざわざ新居に『過去の男』は持っていかない。
いくら何でも、そこだけは気をつける。

意味はないかもしれないけど、
単なる『思い出』かもしれないけど、
見てしまった以上、忘れられることは出来ない。
知ってしまった以上、不愉快は消えない。

しばらく、
ウリを受け入れることを
拒んでしまいそう…。
こんな理由で悩むのは間違いなのか？

新生活フセイリツ。

どうも、ゴブサタ。
旧居の引越しも無事終え、
8日から新居での同棲が始まり、
いきなりウリが精神系の病に倒れ、
再びプー太郎となってしまった。
幸い、今は病状もおさまり、
生活は『貯え』があるとのことで、
年内は就活もせずにマッタリしのげるらしい…。

いいのか、こんなんで!?

引越しフセイリツ。

初日、念願のフレンチドア冷蔵庫が
デカすぎて階段を昇れずに一旦返品…。
明日、ベランダから搬入されることになったので
せっかく片付いたリビングも
また更地(さらち)に戻さねばならぬ…。

2日目、ウリが作業着を洗ってくれ…と言う。
洗濯機がまだ旧居にある為に
わざわざ持って帰って、ゴイゴイと洗濯したら、
ウリの作業ズボンから煙草とライターが出てきた…。
帰宅したウリに話すと、

『最初だから仕方ないけど、
　今度から気をつけてくれる？』

…と冷たく返された。
亭主気取り度が日毎に増してくる…。

そして今日もアタシは
一人で引越し作業をしている…。

もう飽きた…。