ジモンジトウ ２。

アタシはウリといると、ヒトとして考えにくい
身勝手でワガママなイキモノになる。
それは時々、本心なのか演技なのか、
自分でも分からなくなることが多い。

でも、いつの時もアタシはキモチがいい。

ウリはこれまで、アタシのどんな行動にも発言にも、
一度たりとも怒りや不満を訴えたことがない。

アタシがケンカだと思ってきた言い争いも、
よく思い出せばアタシが一人で吠えてただけ。

デリカシーがなくて頑固で自分のコトばっかで、
気分屋で恩知らずでウルサくて…。
イヤなところは山のように見つかるのに、
イイところが１つも思い浮かばない。

そう思ってたけど、
ソレハ　ゼンブ　アタシノ　コトダッタヨ…

先週末、想いを溜め込んでたアタシが爆発した。
２人でDVDを鑑賞した後、映画の内容を討論しているうち、
アタシと真逆の見解ばかりツラツラと話すウリを見て、
『なんて気が合わないんだろう』と思い、
その瞬間、持っていた全ての爆弾の導火線に火がついた。

アタシに合わせて欲しい…んじゃない。
ウリの意見を曲げて欲しい…でもない。

こんなに合わないなら、共に過ごす必要ないじゃん

そう思っただけ。